手作り腕時計とはその名の通り「作家の手により作られた腕時計」です。
マイナーなクリエイターですが日本には手作り時計作家といわれる職があり、
作家たちによりひとつひとつ作られます。そのため製作工程や作品表現に異なりがあります。
これから説明する手作り腕時計とは当ブランドによる解釈ですが、
なるべく手作り腕時計全般に当てはまるような説明を行います。
手作り腕時計の発祥
現在の手作り腕時計といわれるものが生まれてからはまだ30年も経っていません。
歴史の浅いジャンルであり、そして初期の手作り腕時計は紙で出来た腕時計でした。
そのことを考えるとここ数年で急速な進化を見せています。
手作り腕時計の概念
手作り腕時計と既製品の腕時計の大きな違いは、機械による量産品ではないという点。
ムーブメントなど既製品を上手く活用し、自らの表現を形にした自作パーツと共に組み立てる。
ひとつひとつが手作りのため、色調、形状などに異なりが生まれます。
同じモノがこの世に生まれない、個性を持った腕時計。それが手作り腕時計の概念です。
手作り腕時計は、主に一人の作家がデザイン・設計から組み立てまで一貫して製作します。
オリジナルに該当するパーツは腕時計本体のケース部分、尾錠、文字盤、ベルトが主であり、
作風に応じて、針、竜頭の加工。場合によってはレンズ、裏蓋も自作します。
ムーブメントはSEIKO(Hattori)を使用する作家が過半数を占め、当ブランドもこちらを採用しています。
どのように手作りするのか
手作りといっても工具は使用します。しかしすべて家庭で扱える程のものばかりです。
製作する素材に合わせて、彫金、レザークラフト、木工芸などを駆使して製作を行います。
作家により手法は千差万別。結果が同じように見えても、工程がまったく違うことも。
手作り腕時計の特徴
量産品ではないため、製作にお時間を頂くことが多々あります。
つまり生産本数も決して多くはありません。そのぶんひとつひとつに思いをこめて製作します。
またハンドメイドであるため当ブランドの時計は表記上非防水です。
その他、お取り扱いに注意が必要な点もございます。次ページの保証&メンテナンスをご覧ください。